土木

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本工事は、愛知県西三河南部地区に当たる場所で、県が管理する既存の海岸堤防を耐震化する工事です。この堤防は、かつてこの中部地方に甚大な被害をもたらせた、昭和34年9月の伊勢湾台風によって決壊し、大量の海水が浸水した場所で、当時、その緊急復旧の際に、堤体の基盤材として投入されたと思われる大きな岩石等が堤体深層部に多く点在しており、この工事の構造的特色である鋼矢板の圧入施工に於いては、大変苦労しました。工事そのものは発注者の御理解、協力も有り、無事工期内に完了しました。出来栄えに於いても、高い品質が確保できたと発注者からも評価を頂いています。